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ホテルインターゲート大阪 梅田に泊まってみた。食・工芸・伝統芸能で大阪文化に触れられる386室
2025年6月17日 06:00
JR大阪駅 桜橋口から徒歩約5分。国道2号線沿いに位置する「ホテルインターゲート大阪 梅田」(大阪府大阪市北区梅田2-5-2)は、2021年4月に開業した地上18階建て386室で、全国に展開する支店のなかで最大規模を誇る。「地域の文化を五感で感じ、快眠で心地よい目覚めを提供するホテル」がコンセプトだ。
客室はスイート含む7タイプの386室
客室は全386室で、シングル50室・ダブル164室・ツイン104室・トリプル50室・フォース15室・ジュニアスイート2室・スイート1室と、多彩な客室タイプを用意。利用客のさまざまなニーズに応える客室が揃っている。
落ち着いたインテリアが特徴で、ベッドはシモンズのオリジナルマットレスを採用する。17階の「インターゲートフロア」ではさらに上質なエアウィーヴマットレスを導入しているが、シモンズでも文句なく快適だ。
窓からの景観もまた壮観で、デラックスツインルームではコーナー二面窓、コーナーデラックスツインルームではアール形状の大きな窓を採用、またフラグシップルームである17階インターゲートフロアのスタイリッシュジュニアスイートツインルームやインターゲートスイートルームも同様で、最上階から大阪の景色を楽しめる。
デラックスツインルーム(26室)
客室面積: 31m2
ベッド: 2台(最大3台)195×120cm
定員: 3名
料金: 1万6000円~3万3000円(2名1室利用時の1名あたり)
コーナーデラックスツインルーム(13室)
客室面積: 40m2
ベッド: 4台(最大3台)206×120cm
定員: 4名
料金: 2万円~4万2000円(2名1室利用時の1名あたり)
スタイリッシュジュニアスイートツインルーム(1724号室)
客室面積: 56m2
ベッド: 3台(最大3台)203×120cm
定員: 3名
料金: 3万8000円~6万8000円(2名1室利用時の1名あたり)
2階にロビー、インターゲートラウンジ
ホテルのエントランスは国道2号線から少し入った路地に面しており、専用のエスカレーターで2階にあがると、ロビーフロアになっている。ロビーには「ローカルバリューギャラリー」と呼ばれる、大阪の伝統工芸品や地域文化にまつわる書籍など大阪の地域文化の情報を集めた一角があり、滞在中は自由に利用することが可能で、まさに大阪の文化に触れることができる空間となっている。
またチェックインカウンター奥には、滞在中自由に利用可能なインターゲートラウンジを併設。時間帯によってさまざまなサービスを提供している。
6時~7時:
無料で提供する「朝活コーヒー&スムージー」で目覚めの一杯を楽しめる。
7時~10時30分:
朝食ビュッフェ(有料)を提供し、焼きたてパン、関西風出汁巻き卵、季節野菜など約50種類以上のメニューが並ぶ。地産地消を意識した食材選びが特徴的だ。
10時30分~15時:
コーヒーやソフトドリンクを自由に楽しめる。
15時~20時:
アフタヌーンサービスでは焼き菓子やドライフルーツなど軽食を無料提供し、ゆったりとしたティータイムを演出。
17時~19時:
ハッピーアワーを設け、赤・白ワインやオリジナルカクテルを無料で提供する。
20時~22時:
お茶漬けバイキングが無料で利用でき、焼き鯖、漬物、刻み海苔などを自由にトッピングして楽しめる。
これらはすべて宿泊者向けの無料サービス(朝食をのぞく)として提供しており、ラウンジは時間帯ごとに表情を変え、1日を通じて快適に過ごせる。
ホテル最上階には男女別の大浴場を設置している。男性側にはドライサウナと水風呂があり、出張や観光で疲れた体をしっかりと癒やせる。女性側はセキュリティコードによる入場制限があり、パウダーコーナーも充実。さらにフィットネスルームも併設され、健康志向の宿泊者に配慮している。
そのほかにもインターゲートラウンジでは、「和泉蜻蛉玉を使ったブレスレット制作体験」という伝統工芸体験を開催している。これは大阪府和泉市の蜻蛉玉職人が手がけたガラス製のビーズと色糸を使い、組紐の手法でブレスレットを編み上げるプログラム。
初心者でも気軽に参加でき、完成した作品は旅の記念となる。外国人宿泊客の参加も多く、地域の伝統文化の発信拠点としても機能している。
また、6月12日から新たに「INTERGATE Welcome Performance」と称して、大阪の伝統芸能などに触れることができるパフォーマンスが始まった。初開催となった初日は、太神楽曲芸師の豊来家大治朗氏が登場。15分間の公演で鞠回しや曲芸を披露し、観客から温かい拍手が送られた。
このイベントは毎月第2木曜に2回(17時30分~17時45分、18時45分~19時)開催し、7月にはバルーンパフォーマーRay氏、8月には「さくら組」の演目が予定されている。滞在中に気軽に地域文化に触れられる新しい試みとして注目だ。
「ホテルインターゲート大阪 梅田」は、都会の便利さと静謐な空間、地域に根差した文化体験を兼ね備えた宿だ。客室や共有空間の快適性、ラウンジサービスの充実、定期的な文化イベントが滞在の満足度を高めている。
インターゲートホテル大阪 梅田で支配人を務める岡部宏次氏は、「価値体験型ホテルとしてさまざまな仕掛けを用意しています。大阪の伝統工芸などの文化体験はもちろん、接客などからも大阪らしさを感じてほしいです。ちょうど大阪・関西万博開催中なので、会場を見たあとは、万博公園(千里)などにも足を伸ばして、当時の万博を感じてもらうのもオススメです」とのことだった。