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ANAの新ビジネスクラスがお披露目! 787に個室型シート導入へ

2025年6月17日(現地時間) 公開
ANAがビジネスクラスの個室型シート「THE Room FX」を公開

 ANAは6月17日(現地時間)、開催中のパリ航空ショーで新しいビジネスクラスの個室型シート「THE Room FX」を公開した。

 同社が国際線で運航するボーイング 787-9型機で2026年度から投入するもので、仏Safran Seatsと英Acumen Design Associateが開発に加わり、既存のボーイング 777-300ER型機に搭載している「THE Room」と同様の体験を実現するという。

 シートは1-2-1配列で、シートピッチは103インチ(約2.6m)、最大長は76.5インチ(約194cm)、横幅は41.5インチ(約105cm)、腰元は27.0インチ(約69cm)。

 24インチの個人用HDモニターや2か所の小物入れ、USB Type-A/Cの充電ポート、ワイヤレス充電パッド、Bluetoothオーディオ機能などを備えている。

「FX」はFuture Experienceの略で、2019年に777-300ERに投入した個室型シート(THE Room)をベースにANAとAcumenがコンセプトを作り、それをSafranが航空機用シートとして認証を取得、製品として落とし込んだ。構想には7年以上をかけたという。

 個室のドアと壁を薄型化、背もたれに曲面を取り入れたシートを互い違いに配列することで、大型機並みの空間と居住性を実現した。また、背もたれはあらかじめリクライニングした状態(プリリクライニング方式)とすることで、「シートからソファへ」の空間作りを行なったという。

ANAの新しいビジネスクラスの個室型シート「THE Room FX」
斜め上から
中央の2席を真上から
ドアオープン
ドアクローズ
ワイヤレス充電パッドや小物入れまわり
ANAの新しいビジネスクラスの個室型シート「THE Room FX」のシートアレンジ